コードを書いているときに不安になる時がある。自分のコードは正しく動作するのか、何かつまらないミスをしていないか、考慮漏れはないだろうか、そんな不安が頭に浮かぶと自信を持って実装を進めることができない。
これを解決するにはその不安な点をテストするテストコードを書けばよい。
対照的に、これから書くコードに自分自身が不安を感じているようであれば、小さい単位のテストを書いてみます。小さい単位というのは、1メソッドに対するテストや、メソッドの中の一部分に対するテストです。
もともと不安という言葉はKent Beckのテスト駆動開発にも登場する。
テスト駆動開発は、プログラミング中の不安をコントロールする手法だ。ここでは「不安」を悪い意味で使っているのではない(我々は赤ちゃんではないからね)。「これは困難な問題なので、最初からすべてを見通せるわけではない」という真っ当な感覚のことだ。
テスト駆動開発では、テストを書くことで自分の不安を制御する。自分が不安に思うことをテストにし、そのテストがパスすることができると自信が持てる。そのテストコードの部分についてはコードが正しく動作することに確信が持てるからだ。