ナレッジマネジメントとは

知識を作りだし、集め、配布し、そして利用する体系的な試みのこととThomas H. Davenport、Laurence Prusakによる「Working Knowledge: How Organizations Manage What They Know」(アフィリエイトリンク)では述べられているらしい。

Working Knowledgeを読んでいないので、正確なことはわからないがタイトルから察するに個人ではなく組織レベルでの知識の管理・活用について述べられていると思われる。

パーソナルナレッジマネジメントとは

一方、パーソナルナレッジマネジメントはその言葉どおり個人の知識管理についてフォーカスしている。つまり、個人が扱う知識を管理・統合するための方法論やフレームワークがパーソナルナレッジマネジメントである。

個人のナレッジマネジメントについて最初に体系的にまとめたとされているのが、Jason L. FrandおよびCarol Hixsonによる「Personal Knowledge Management Who? What? Why? When? Where? How?」らしい。

FrandおよびHixsonによれば個人レベルのナレッジマネジメントが重要となった背景に情報の質的変化があるらしい。Webの登場以降、世の中の情報は日々膨大な量が増え続けることになった。それは情報の発信が誰でも行なえるようになったのが理由だが、一方で情報の質は必ずしも担保されるわけではない。

つまり、大量かつ玉石混合な情報と向き合っていくために個人が情報および自身の知識を管理していくことがより重要になってきた。

フレームワーク・手法

知識を管理するためのフレームワークや手法は様々なものがあるが、有名なものはNiklas LuhmannのZettelkastenだろう。Zettelkastenをベースとしているフレームワークは多く存在する。

その他にぱっと思い浮かぶもので以下のようなものがある。

知的生産とパーソナルナレッジマネジメント

日本国内においては以前から知的生産という言葉で自身の知識管理を行なってきた人もいる。知的生産は「知的生産の技術」(アフィリエイトリンク)によれば以下のような定義となっている。

  • 頭を働かせ、なにか新しい情報を人にわかるかたちで提出すること

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