「マイクロソフトを辞めて、オフィスのない会社で働いてみた」読了した

Amazon.co.jp: マイクロソフトを辞めて、オフィスのない会社で働いてみた: スコット・バークン, 依田卓巳: 本

会社で買ってもらった本読み終わった。おもしろかったのでサクサク読んだ。おすすめ。

この本はマイクロソフトでプロジェクトマネージャーをやっていて、現在経営コンサルのスコット・バークンが社員全員がリモート勤務しているオートマティック社(wordpress.com作ってるところ)に勤務したときの話が書かれてる。所謂ドキュメンタリーに近いのだけど、誰かが観察したとかではなくて実際に著者が働いた時の体験がベースになってる。

37signalsの「強いチームはオフィスを捨てる」もまぁそんなにつまらなくはなかったけどなんかキレイ事だけっぽい感じがするのと対象に、こっちは良かったこと悪いこと両方について書かれていて色々考えさせられる。強いチームはオフィスを捨てるより色々参考になるのでリモートに興味がある人は読むといいかも。

スコットのすごいところは今までチームという文化が全然なかったところに(締め切りもないし見積りもない)、チームという文化を導入して実績を残したところ。著者が言うように、ある文化で染まっているところに新しい文化を導入するのはそう簡単なことじゃない。

それとリモートはやっぱり難しいなというのが率直な感想で、今のメンバーを散り散りに働かしても多分成果は落ちる。スコットも作中で「リモートでも良い仕事ができたが、いつもそばにいれたらもっと良い仕事ができたと思う」みたいなことを言っていた。逆にオートマティックのCEOは全員リモートがとてもよい働き方だとも思っているらしい(成果より社員の満足度・幸福度を軸に考えているのかも)

じゃあなんでリモートするのかというと、居住地に縛られず人を雇えるのが大きいのかなと思う。例えばちょーやばいハッカーがいるけど俺はカリフォルニアから出る気がないぜ、という人だと東京で当然雇えないがリモートだったら雇える可能性がある。つまり距離という制限をなくして本当に働きたい人と働くことができる。

あとはやっぱりリモートで時間に縛られないことで社員の満足度があがるとか(自分の好きなところで働きたい、子供の世話を見なくてはいけない…etc)についても言及されていて、ここらへんはなんとなく感じている通りかなという印象。

この本はオートマティック社がフルリモートでどう仕事しているのかというのもおもしろいが、それ以上にスコットがカオスな会社にチームという文化を導入するまでの流れの方がおもしろいかな。おすすめです。